上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサーサイト スポンサー広告
レッドな夜 色々な夜-類架 2005年11月04日[00:00]
鏡に向かってどれ位経つだろう。
髪をとかし、いつも通りにメイクする。

だけどあたしの顔は日に日に暗くて陰湿な顔に見えてくる。


花沢類が冷たくなった。
突然だった。
最初はどうしたんだろう、機嫌が悪いのかな?程度にしか思って居なかった。
だけど、それはエスカレートしていき、寂しさが募った。
寂しくて寂しくて、何度も会いに行ったけど会ってくれるどころか、
「会いたくない」と追い返されてしまうようになった。

先々週も・・・。
忙しいスケジュールを調整して、日曜日を約束していたのにそれさえも・・・。


それから無性に腹が立って、「一体何をしたって言うのよ!」って思ったけど、
やっぱり会えなくちゃ聞くことも出来ない。
電話にさえ出てくれないのに、話も出来ない。


 「あたしが何か悪い事したのかな・・・。
 何かしたんだったら謝るから・・・教えてよ・・・。
 花沢類・・・。」


鏡に映るもう一人のつくしに聞いてみる。
返事が帰ってくるはずもなく、つくしはうなだれた頭を鏡にもたれ掛けた。


 「教えてよぉ・・・・・・っ!」




ぽたっ・・・ぱたぱたっ・・・・・・




艶やかな黒髪が垂れ下がり、その隙間から雫がはらはらと落ちてくる。
小刻みに揺れる肩。
つくしは、へたれ込んで泣きじゃくった。



もう・・・嫌われちゃったんだね、あたし・・・。

今までちゃんと好きとか言わなかったから・・・。

ただ恥ずかしかった、だけだけど・・・でもちゃんと言えなかったから・・・。



つくしは、類との二人で過ごした時間を想い、小さく微笑した。


 「牧野、俺のこと好き?」
 「何よやぶから棒に。」
 「好き?」
 「うーん、・・・と、トイレ行ってこよっと。」
あの時、心臓飛び出るかと思ったんだよね。。。
 
 「今度ココ行ってみようよ。」
 「いいけど、日帰りじゃ無理だよ?」
 「あ、じゃあ忙しいからダメ?」
 「そうだな、すぐは無理だけど調整してみる。」
 「ほんと!?やった~!じゃ、予定決まったら連絡してね。それまでに資料集めとかなくちゃ。
 あとは~・・・あー!楽しみ~♪」

 「花沢類、寒いから一緒に・・・その・・・寝ない?」
 「いいよ。おいで。」
 「やっぱりあったかいね。」
 「そうだね。」
花沢類があんまりあったかくて、あたしはすぐに眠れたんだ・・・。


だけど、あの旅行から帰ってきて少ししてからだ。
花沢類が冷たくなったのは・・・。

思い出して、また涙がこぼれた。


もう、会えないんだね。花沢類・・・。
別れの言葉もないまま。
こんなんじゃ、あたし、辛すぎるよ・・・。







 「牧野・・・。牧野。」
あのまま眠ってしまっていたつくしは、類の声に目を覚ました。

 「花沢類・・・。なんでココに・・・?」

真っ赤に晴れ上がったつくしの顔をみて、散々泣いていたことが解かる。
切なく胸を締め付けられて、類はつくしに毛布を被せた。

 「なんか気になって。」

喉の奥が苦しくて、聞きたいことが沢山あるのに出てこない。
名前を呼びたいのに、言いたかった言葉が沢山あるのに―――――っ!

 「好きだよ。」

え・・・?

 「好きだよ。牧野のこと、すごく。」

じゃあ・・・

 「なんで・・・?」
またつくしは目頭に熱くなるものを感じたが、今泣く訳にはいかないと、
やっと声に出せた言葉を鼻をすすりつつもう一度聞いた。

 「じゃあなんで、会ってもくれなかったの?あたしの事嫌いになったからじゃなかったの?」

嫌いになった、という言葉に、類は目を丸くした。
まさかそんな風に思っているとは考えても居なかったからだ。

 「嫌いになれると思う?」

 「そんなの、そんなの解かんないじゃないっ!パンピーだし、礼儀とか全然わかんないし、
 胸ないし、それに大事なことも言わなかった・・・し・・・。」

類のおかしな問いに、捲くし立てる様に声を張り上げたが、
類の穏やかな笑みに段々と意気消沈していった。

 「大事なことって何?」

 「それは・・・その・・・。あたしが花沢類のこと・・・その・・・。」
つくしは目を泳がせ、顔を赤らめてうつむいた。
 「俺のこと・・・何?」

俯いたまま返事をしないつくしに、類はひとつ息をつく。


 「俺だって一応健全な男なわけだし?好きな女と一緒に居て、触れたいとか思うんだよね。
 だけど、牧野があんまり無防備だし。
 俺のこと、男として見てないんじゃないかって、思って。」

優しく微笑んでくれるその瞳に映るつくしの眼差しが強く光った。

 「そんな事ないわよ!あ、あたしだって花沢類のことちゃんと、男の人として
 ・・・す、好きだもん。」
言った途端、類はつくしを抱き締めた。
息も掛かる距離に、更に頬を染め上げていくつくし。
ふたりは互いの瞳に吸い寄せられるかのように、唇を重ねた。


 「会いたかったよぉ。」
 「俺も。」

 「これからは気をつけるから、だから冷たくしないでね?」
恥ずかしげに瞳を潤ませいうつくしに、類はくすりと笑う。

 「牧野って、紅葉みたいだね。」

は?
 「なんで?」

 「だって、急に冷たくしたら、こんなに真っ赤になったし?名前つくしから紅葉に変えたら?」
なっ!
 「もう!!花沢類っっ!!」


ふくれっ面なのに真っ赤な顔のつくしが愛しくて、類はまたキスをする。


 「もっと真っ赤な紅葉がみたいな。久しぶりだから、今夜はいっぱいしよ。」

・・・何を~~~~~~~~~~~!!!???

 「だから、牧野がもっと真っ赤になる事。もう待たないからね。」

花沢類のその笑顔みれて、すごく嬉しいけど、何かちがうぁぁぁうっ!!





ひらりひらりと舞い落ちる木の葉。
寒い秋の夜長に降り積もれば
木の葉にうずもれる恋心は暖か成り・・・。






END
2回目は赤!
秋といえば赤かなーと言うコトで、解かりやすかったでしょうかw
楽しんでいただけたなら幸いです^^

4日7時半頃、一部加筆しました。
ちょっと気になりまして(汗
つまり、類くんはラブラブムードを作ってイチャイチャしたかったんですが、あまりにもつくしが逃げるので、冷たくしたってことなんですね。

すいません><上手く表現できていなくて・・・。

秋も深まり冷え込んでまいりました。
少しでも温まっていただけたらいいなと思います^^
最後までお読みくださり、ありがとうございました!

***京 類架***
スポンサーサイト

◇この記事へのコメント◇

こんにちは!
類くんの『牧野って、紅葉みたいだね。』って言葉、すごくいいです!!!
司には絶対言えない叙情的な感じがします。
そしてラストの『今夜は~』もう、鼻血ぶーです(死語通り越して化石化?)
つくしちゃんの真っ赤な顔が目に浮かぶ~~!
ラブラブ、ごちそう様でした☆

類架さん、我が家のケーキ(笑)ですが、クリスマスケーキの1個だけです・・・こちらから、失礼ながらレスさせていただきました。
2005/11/04(金) 12:21:34 | URL | mika #-[ 編集]
こんばんは!
いつもありがとうございます^^
良かったぁ!楽しんでもらえたようですねーw
貧血にならないよう鉄分摂ってくださいね!(違う
ありがとうございます!御粗末さまでした(笑

あ、やっぱりですか(爆)いあ、そうかなーと思いつつ、一応食べたりするのかなーなんて壁|▽//)ゝ
レス、嬉しかったですw
2005/11/04(金) 20:30:38 | URL | 京 類架 #-[ 編集]
類架さん、こんばんは。
いやー、とってもかわいらしいお話ですね。
『名前つくしから紅葉に変えたら?』にやられました。
そんなこと言えるのは花沢類一人だけです!
いや、つくしちゃんを紅葉にできるのも花沢類だけかも・・・。
でも花沢類の策士っぷりは健在ですね。
策を巡らせておいて、かかった獲物(つくし)を思う存分堪能したのでしょう。
二人のラブラブな夜に、なんだかこっちが照れてしまいました。
素敵なお話、ありがとうございました。
2005/11/04(金) 20:33:16 | URL | まいちゃ #tolGtSMw[ 編集]
おはようございます!
いつもありがとうございますw
やっぱり花沢類は策士でないと!と思ってしまう私です(笑
多分十分堪能できたでしょうね♪
温まっていただけたら幸いです(笑
お読みくださりありがとうございました^^
2005/11/05(土) 10:09:05 | URL | 京 類架 #-[ 編集]
「もっと真っ赤な紅葉がみたいな」ぎゃー!!
スミマセン、こんにちは、類架さん ←遅い。
あまりの色っぽさに叫んでしまいました///
何も直接的な表現はないのに…匂い立つ大人の香りがっっ!!
素敵です~ ご馳走様でしたっ!
次は何色かなと楽しみにしてますっ♡
2005/11/05(土) 12:56:04 | URL | ゆっこ #dXiLrgjE[ 編集]
ゆっこサマ、こんばんは!
(>▽<)きゃー♪匂い立つ大人の香りしました?!
ありがとうございますw
楽しんでいただけたようでよかったです!
いえいえ~お粗末サマでした><
次回・・・モスグリーンにしようと思っていたのですが、
ドラマみて却下しました(苦笑
あー何色にしよう・・・まだ決まっていなかったり?(笑
ありがとうございました^^
2005/11/06(日) 03:11:06 | URL | 京 類架 #-[ 編集]
さすが、本家本元!(何が)
「名前、つくしから紅葉に変えたら」なんて、花沢類の意地悪~。
でも、そこがいいですよね。司が怒るより、類の意地悪のほうが精神的なダメージが大きいように思うのはどうしてでしょう?
最後のいちゃいちゃぶりを思わせるセリフがツボでした。そんな思わせぶりなセリフ言われたら・・・(腰砕け・・・)他の皆様が描かれているように、色っぽい内容でした。
次の色楽しみにしてます、・・・というか私の方ですが、もう少しお待たせすることになるかと思います・・・。すみません。
2005/11/18(金) 03:13:57 | URL | LAI #C6R2gQ3k[ 編集]
お読みくださってありがとうございます^^
花沢類の行動、言葉ひとつでつくしのダメージってすごい変わりますよねー、確かにw
 ̄m ̄ ふふ色っぽかったですかw良かった~!
ありがとうございます^^

ところで、お仕事本当に大変そうですものね。
皆様には申し訳ありませんが、私の拙いSSを読みつつ、LAIさんのつかつくをお待ち頂きましょう^^
2005/11/18(金) 19:22:04 | URL | 京 類架 #-[ 編集]
▼コメントを投稿する
(必須)
(必須)
URL:
Comment:
Pass:
  管理者にだけ表示を許可する 
◇トラックバック
スポンサーサイト レッドな夜のトラックバックURLはこちら
http://hanayoridango.blog23.fc2.com/tb.php/5-7653a220
ブラックな夜◇ ◇あたしと風邪と彼と。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。